クラゲを飼う水槽について
クラゲは他の観賞魚と比べ水槽の使い方が若干変わってきます。
そこでクラゲを飼う水槽についてポイントをご紹介していきます。
・種類やタイプ
水槽の種類としては、鑑賞魚用の水槽で問題ありません。
サイズはクラゲが自由に動き回れる様、40cm平方以上のサイズが望ましいです。(クラゲの種類や何匹かにもよります)
またクラゲは太陽の光を好みますので、太陽光を通し易いガラス水槽などが望ましいです。
・ポンプ
クラゲは気泡を嫌いますので、エアーポンプの使用を避けましょう。
ポンプを使用する場合は気泡を発生させないタイプが望ましいです。
またポンプを使用する場合は、クラゲが巻き込まれない様なサイズのものにし設置場所も工夫しましょう。
・観賞用オブジェクト
砂利、海草、岩などの鑑賞用オブジェクトは設置しても問題ありません。
ただし設置する場合は、クラゲが絡まない様なものにし、配置も配慮しましょう。
・水槽の設置場所
クラゲは太陽光を好みますので、出来るだけ日光の当たり易い場所に水槽を設置し飼育する様にしましょう。
ただしクラゲは高温に弱いため、日光での水温上昇には注意が必要です。(クラゲ飼育での適した水温は20~25度)
クラゲを飼育する場合は、こういった点をポイントに水槽のセットアップを行う事が大切です。
クラゲを飼う場合の水について
クラゲは水に敏感な生き物ですので、長生きさせる為には水の管理には必要以上に注意したい所です。
そこでクラゲを飼う場合の水周りのポイントについてご紹介していきます。
1.クラゲの飼育は海水が基本
クラゲを飼う場合は、海水が基本となります。
近くに海がある場合は、海の水を現地調達し利用しましょう。(ただしクラゲの種類によっては合わない事があるので注意)
海水が調達できない場合、「人口海水」を利用します。
人口海水は観賞魚ショップなどで販売している「人口海水の素」から作ることができます。
・水温について
クラゲは温度にも敏感で、余りに高温、低温だと長生きできません。
クラゲを飼う上での適した水温は20~25度です。
長生きさせるためには常時この温度を保つ必要があります。
・水の交換
水槽内の海水は放置しておくと腐食していきますので、同じ水を使い続けているとクラゲに負担を掛けます。
目安として1週間に1回は新しい海水に取り替える事が、長生きさせる為には大切になります。
クラゲの飼育は水が肝になってきます。
これらの点を参考に水の管理を徹底し育ててあげましょう。
クラゲの餌について
自然のクラゲは海中のプランクトンなどを摂取していますが、水槽で育てる場合は餌やりも必要になります。
クラゲの餌の特徴についてご紹介していきます。
・餌はブラインシュリンプ
クラゲを飼育する場合のポピュラーな餌は「ブラインシュリンプ」です。
ブラインシュリンプはエビの卵となり、卵を孵化させた上で餌として水槽に入れます。
ブラインシュリンプは観賞魚ショップなどで購入する事ができます。
なおブラインシュリンプを入れると水質が汚れますので、汚れ具合に併せて水の交換が必要になります。
またブラインシュリンプの他に粉末状にした魚の切り身なども餌として使用できます。
・餌やりの頻度
餌やりは1日1~2回が目安となります。
決まった時間はありませんが、2回に分ける場合は朝、夜などある程度時間を空けて与えるのがよいでしょう。
・クラゲが餌にもなる
クラゲを他の熱帯魚などと一緒に飼うと、クラゲが餌として食べられてしまいます。
クラゲを飼う場合は、他の生物と一緒にせずクラゲ単体の水槽で飼う様にしましょう。
クラゲを飼う場合の餌にはこの様な特徴があります。
クラゲは餌の種類や餌を与える頻度が少なくても意外と生き抜きますが、長生きさせる為には適した餌を定期的に与える事が大切になります。