ベタという熱帯魚をご存知でしょうか。
熱帯魚屋さんに行けば必ずいると言ってもいい位初心者には買いやすくて、人気のある熱帯魚なのです。
一番飼われているのは、トラディッショナルベタと言われるもので、色合いがとても美しく、バランスのいいスタイルをしていて、誰が見てもうっとりする程の熱帯魚です。
しかし、ベタという熱帯魚はその美しさとは裏腹で、戦う魚として有名なのです。
雄同士で激しく戦います。
性格的には人懐っこいのですが、これを飼う際には注意しなくてはいけないポイントがあります。
以下にそのポイントを書いてみたいと思います。
最初に書きましたように、この熱帯魚は雄同士で戦う魚なので、原産地のタイではギャンブルの対象として扱われています。
日頃はのんびり泳いでいるのですが、同じベタの雄をみると、すぐヒレを広げて戦闘モードに入ります。
たとえ一匹飼いの場合であっても、鏡を使って映してやれば、すぐに威嚇を始めますが、この威嚇をフレアリングと呼びます。
このフレアリングはベタを飼う上で最も魅力となるのですが、あまりに長い間続けていますと、ベタにとってかなりストレスになります。
フレアリングが面白いからと言って、あまりやり過ぎるのはよくないです。
フレアリングをさせたら、数日間は休ませてあげるようにしましょう。
ベタという魚の正式名称はベタ・スプレンデンスといいます。
アナバス科の魚で、原産地はタイのメコン川流域だと言われています。
それに、大きな川や田んぼ、洪水の後に一時的に貯まった水たまりなどに生息する丈夫な魚です。
ペットショップで売られているベタは品種改良を行ったものがほとんどなのですが、丈夫なのは変わりなく、初心者にとって大変飼育しやすい熱帯魚だと言えるでしょう。
この魚は闘魚としても有名で、なわばり意識が高い雄は、その美しい尾ひれや背びれを広げて相手の魚を威嚇します。
普段は起きているかどうかも分からない程ののんびり屋の魚ですが、同じ種類の魚を見つけますと、あっと言う間にひれを広げて激しく威嚇行動を始めるのです。
この魚の性格は人懐っこく、餌をくれる人を見るとそわそわするなど、闘魚という名前とは裏腹に、かわいらしい面もあって、姿形も美しいので、見ていても飽きない、観賞用の熱帯魚としても最適です。
ですが、基本的には一匹だけで飼いましょう。
どうしてかと言いますと、同じベタ同士を一つの水槽に入れますと、お互いにどちらかが力尽きるまで闘うことになりかねないからです。
せっかく美しいひれはうろこもつつきあい、ボロボロにしてしまうので、必ず飼う際には水槽一つにつき一匹にしておきましょう。
ベタとは東南アジアが原産のアナバス種で、グラミーの仲間です。
魚類は通常はえら呼吸ですが、この魚はラビリンス器官という特殊な器官があり、肺呼吸に近い呼吸が行えます。
ですので、この魚はコップなどの小さな入れ物の中でも飼育する事ができます。
また、この魚は闘魚とも言われていて、雄同士を一つの入れ物に入れると、死ぬまで闘い続けるのです。
原産地でしゃ闘鶏のようにギャンブルの道具として扱われているのは有名です。
最近ではひれが長くて綺麗に改良された、ショーベタや、マニアに人気のワイルドベタなどといったたくさんの種類が販売されています。
コップなどの小さな容器で飼育できるので初心者に人気のベタなのですが、寿命まで活きられるのはあまりいないようです。
ほとんどが飼育する人の知識不足が原因で、少々酷な環境であっても生息できると言ってもそれには限界があるからです。
この魚は可愛がってあげればとても美しい魚なので、大事に飼ってあげて下さいね。
このベタという魚は繁殖自体は簡単ですが、稚魚があまりに小さいので、最初はインフゾリアを与えましょう。
これはカビの一種で、キャベツを刻んだものを牛乳に浸して日光に当てると数日で発生します。
ですが、面倒なので、初心者向きとは言えないようです。