水槽を買い換える時や、水槽が破損した時等、水槽の処分が必要となります。
普通のゴミとは異なり、どう処分したら良いか、頭を悩ませる方もおられる事でしょう。
では、4つの主な処分方法に注目してみましょう。
1.不燃ごみ、2.粗大ごみ、3.オークション出品、4.買取、です。
■不燃ごみはサイズがOKなら手軽
一番手軽に水槽を処分できるのは、この方法でしょう。
自治体により異なりますが、指定袋に入れてゴミ捨て場に持っていくと大丈夫です。
小さなサイズの水槽ですと、そのままゴミ袋に入れれば良いので心配ありません。
しかし水槽のサイズが大きくなると、そうはいきません。ゴミ袋に入らないのです。
それでも方法はあります。水槽を小さくしてゴミ袋に入れる方法です。
どんなに大きな水槽でも、解体しさえすれば、ゴミ袋に入れて廃棄が可能です。
しかし、この水槽の解体、容易ではありません。
当然ながら、ハンマーで割ったり、高い所から落として解体する方法は危険です。
ガラスが飛び散りますし、後の掃除も手間でしょう。
それで、一般的にはカッターを使い、水槽を面ごとに分解して処分します。
水槽の面と面はシリコンで接着されています。
このシリコン部分をカッターで切り、解体していきます。
その際、水に触れていたシリコン部が硬化し、かなり切りづらくなっている場合があります。
また、カッターの刃が折れたり、ガラスが飛ぶ可能性もあるのでゴーグル等を着用した方が良いでしょう。
当然ながら、素手では危険ですので軍手の着用は必須です。
■粗大ごみは自治体か回収業者が選べる
不燃ごみとして処分できない場合、粗大ごみとして処分する事ができます。
その際、自治体等の行政を利用する方法と、粗大ごみ回収業者を利用する方法があります。
まず自治体等の行政を利用する場合、水槽を直接ゴミ捨て場に持って行く事は出来ません。
事前の手続きが必要なのです。
基本的には、回収日の数日前までに自治体に連絡をします。
そして、必要な手数料を支払い、手数料納付券を水槽に貼り付けて、回収日に処分するのです。
自治体の場合、こうした手続きが手間です。さらに水槽を指定場所まで運ぶ必要もあります。
すぐに処分したい場合でも、自治体指定の回収日まで待たなければなりません。
粗大ごみ回収業者を利用する場合は、時間も手間もかかりません。
回収業者に電話をすれば、自宅まで来て、水槽を引き取ってくれます。
この方法であれば、水槽を解体したり、指定場所まで運ぶ必要もありません。
指定した都合の良い日時に業者に来てもらい、処分できるので非常に便利です。
その反面、自治体より処分費用は高くなります。
■オークション出品
オークションの出品が可能な方であれば、水槽をオークションで売る事が出来ます。
この方法であれば、お金を払うどころか、受け取る事が出来るのです。
しかし、落札後の配送には注意しなければなりません。
配送業者による配送ですが、梱包が不十分ですと破損し、落札者とのトラブルになりかねません。
配送に補償が付いている場合もありますが、適用条件等の確認もしっかりしておく必要があります。
そしてオークション出品の場合、アカウントが必要ですし、出品の際の写真、説明文の準備も必要となってきます。
■買取
水槽を、買取専門店などの専門業者に買取してもらう方法です。
業者によって異なりますが、店舗での買取だけではなく、出張買取に対応している場合もあります。
その際、水槽の掃除も必要なく、そのままの状態で受け渡し可能な業者もあります。
水槽だけではなく、ヒーターや照明などの器具の買取も対応している業者がほとんどです。
■まとめ
水槽の主な処分方法は4つあります。
不燃ごみは、水槽のサイズが小さければ便利ですが、大きければ解体が大変です。
粗大ごみは、自治体の回収は安いですが、時間と手間がかかります。回収業者はその逆です。
お金をもらえるオークション出品ですが、やはり出品、配送が手間でしょう。売れるかどうかも不確実です。
買取は、業者によって異なりますが、便利で確実な方法と言えるでしょう。