家で長年使ってきた大型水槽を使わなくなってしまい、家に置いておいても使い道がないし場所をとってしまうので邪魔に感じ始めている方も多いでしょう。そのまま廃棄処分にしてゴミとして出してしまっても良いのですが、水槽というのはサイズが大きいので、基本的に不燃ごみとなります。また自治体によって異なりますが、一辺の長さが30cmを超えてしまうと粗大ごみ扱いになることが多いのです。さらに一辺の長さが180cmを超えるような大型の廃棄物になってしまうと、回収すらしてくれないところもあります。
このように不要になってしまった大型商品は、悩みの種になってしまうことが多いのですが、せっかく高いお金を払って購入したモノを捨ててしまうのは非常に勿体無いです。
ここで良い解決策があります。それは水槽を買い取ってもらうことです。粗大ごみとしてゴミ収集センターに持って行ってもらうことになると下手すると千円以上を支払わなくてはいけませんし、ゴミ捨て場まで大きな水槽を運搬しなくてはいけません。
しかし買い取りを業者などに依頼すれば現金が手に入る可能性があります。
もちろん買い取りが不可能な例もあります。それは水槽が割れていたり汚れが著しく、水漏れする危険性があったりするなど再利用が不可能な場合です。このような時には諦めて粗大ごみに出すかバラバラにして廃棄するしかないでしょう。
しかし、まだまだ商品が使える場合は、中古品であっても欲しいという需要がありますから譲渡することをオススメです。
譲渡する場合にまず気をつけるべきは売却相手になります。買取ってくれる相手は、リサイクルショップ、熱帯魚専門店、中古水槽買取専門業者、店舗用備品取り扱い店、オークションなど様々です。買い取りをお願いするならば少しでも高く買って欲しいはずです。したがって慎重に売却先を選定する必要があります。
売却先を選ぶ際の最も良い方法は商品を使用する相手に直接取引を申し込み、売ることでしょう。例えば料亭や高級料理店・刺し身を提供するお店などに交渉するのも良い方法です。このようなお店では店頭に生簀を設置したり水タンクに新鮮な魚を泳がせて、お客様に対し魚の鮮度をアピールする場合があるので、中古品であっても一定の需要があります。他にも地域のフリーペーパーやサイトなどで買い取り相手を直接募集する方法もあります。しかしこれらの方法は手間がかかり、売却相手を見つけるのに時間がかかってしまいます。
そこで次に推奨できるのがアクアショップなどの観賞魚専門店です。こういったお店は大量の鑑賞用の魚を取り扱っているために、貯水用のグッズや備品を求めています。それなりの品質であればそこそこの価格で買取をしてくれるでしょう。家の近くにこういったショップがなくても、今はネットで検索すればすぐに中古水槽を買取ってくれる業者が見つかります。売りたいショップにメールや電話で、買い取って欲しい品物の詳細を伝えれば、おおよその買い取り見積もり金額を教えてもらうことができます。すぐに返事が欲しい時は電話する方が良いでしょう。このようにしていくつかの店舗で相見積もりを取れば、一番高く買取ってくれる業者に依頼することができます。
しかし比較的安価なガラス製のモノだとなかなか買取ってもらえない場合もあります。このような場合にはリサイクルショップを検討すると良いでしょう。リサイクルショップは水槽買取の専門店ではないので、どのようなモノであっても無料か安値しかつきませんし、引取をお願いしても断られてしまう可能性もあります。しかし粗大ごみに出すよりは良いので一度相談してみることを推奨します。
どうしてもどこも手持ちの水槽を引き取ってくれない時は最終手段としてオークションを利用すると良いでしょう。商品にヒビ割れや穴などがあっても付属品などが揃っていれば、そういった部品目当てに買取ってくれる個人が見つかることがあります。ジャンク扱いとして出品してみると良いでしょう。
ただしジャンク品は安値で落札される可能性が高く配送にも結構の送料がかかるのであまり期待しないほうが良いかもしれません。”