■熱帯魚の飼育をスタートさせましょう
熱帯魚は一般の方が考えているよりは、飼育を簡単にスタートさせる事が出来ます。
初心者の方でも簡単に飼育をスタートさせる事が出来る熱帯魚ですが、熱帯魚飼育は奥が深く、また飼育に関するアイテムも膨大な数のアイテムが存在する為に初心者の方はどの飼育アイテムを買えば良いのか分からなくなってしまいます。
しかし、熱帯魚の飼育は熱帯魚の品種によっては飼育する為の水槽、オートヒーターと呼ばれるヒーター、そして熱帯魚に与える餌、この3つを用意すれば飼育が可能な品種もあります。
さらにろ過機能のついたフィルターと水槽の中の温度を計る水温計があればほぼ全ての熱帯魚を飼育する事が可能です。
ただ、熱帯魚の飼育にあたっては飼育アイテムに出来るだけお金をかけないで済む熱帯魚の品種を選ぶよりも、「自分が好きな熱帯魚をまず選ぶ」事がいつまでも末永く熱帯魚を愛して飼育を続けていく為の重要なポイントとなってきます。
今回は熱帯魚の飼育における毎日の管理や熱帯魚の品種の選び方などについてこちらで詳しくご説明をさせていただきます。
熱帯魚に深い愛情を持って熱帯魚の素晴らしさを感じていただければ幸いです。
■熱帯魚の飼育に最低限必要な飼育アイテムとは
初心者の方が熱帯魚を飼育する為には最低限必要な飼育アイテムがあります。
熱帯魚飼育でまず必要となるのが、飼育水槽です。
飼育水槽には頑丈で廉価なプラスチック水槽、大きい熱帯魚を飼育するのに最適なアクリル水槽、そして傷がつきにくく透明度が高いガラス水槽の3つの水槽が主となります。
飼育水槽には底砂と呼ばれる砂を敷き詰めるのが一般的ですが、底砂が無くても熱帯魚飼育は可能です。
しかし、底砂は飼育水槽の雰囲気をより自然の生態系に近づけるアイテムでもあり、飼育水槽の中の水を浄化してろ過してくれるバクテリアの住処となりますので、熱帯魚の飼育時には底砂を敷き詰める事をおすすめします。
次に必要となる飼育アイテムは水槽の温度管理をするヒーター、そしてサーモスタットです。
熱帯魚とは名前の通り気温が温暖な地域に生息する魚の事ですので、飼育水槽の中の水の温度を一定以上に常に保ってあげる必要があります。
ヒーターは飼育水槽の水を温める役割、そしてサーモスタットは飼育水槽の中の水が温まりすぎないように制御する役割がある飼育アイテムです。
最後に熱帯魚の飼育に必要なアイテムは飼育水槽の中の水を常に綺麗に保つ役割を果たすフィルター、そして飼育水槽の中に水道水を入れる時にカルキを中和させる中和剤、この2点となります。
以上が初心者の方が熱帯魚飼育をスタートさせる為に必要な飼育アイテムです。
■熱帯魚飼育に必要な飼育水槽の大きさとは
熱帯魚を飼育する際には熱帯魚の品種に適している大きさの飼育水槽が必要となってきます。
初心者の方が初めて熱帯魚の飼育をスタートさせる際には、60センチ水槽と呼ばれる幅が60センチの飼育水槽を買われる事をおすすめします。
60センチ水槽は大きさも初心者の方の熱帯魚飼育では十分な大きさの飼育水槽であり、水量もたっぷりありますので、初心者の方にはまさに最適な飼育水槽とも言えます。
60センチ水槽は水量も多いので水の温度を一定に保ちやすく、ヒーターやサーモスタットなどもそれほど電気代がかかりません。
しかし、夏の時期は水温が上がり過ぎないようにする為に飼育水槽がある部屋にはエアコンを設置するなどして部屋の温度を下げる工夫をする必要が出てきます。
60センチ水槽は大きすぎて無理、という人には30センチの幅の30センチ水槽がおすすめです。
しかし30センチ水槽は水量が少ないので水をこまめに換える必要が出てくるのですが、水の換え過ぎは飼育水槽の中の水質が変化して熱帯魚に負担がかかってしまいますので、一度に変える水の量は最大でも全体の水量の4分の1にとどめておくようにしましょう。